墨田区・菊川のカフェ併設型ミニシアター「Stranger」とのコラボレーション企画「JAIHO × Stranger Presents ヨルゴス・ランティモス特集」が2024年11月29日(金)〜12月19日(木)に開催されます!
『女王陛下のお気に入り』(2018)が第75回ヴェネツィア国際映画祭にて審査員大賞を受賞し、『哀れなるものたち』(2023)では第80回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞。今年も『憐れみの3章』(2024)と精力的に新作を発表し、ギリシャの鬼才から世界的映画監督となったヨルゴス・ランティモス。彼の長編監督デビュー作『キネッタ』をはじめ、製作・出演した『アッテンバーグ』、ロンドン移住直前に完成させた『アルプス』と、ギリシャ時代の3作品を特集上映!
【コラボレーション概要】
「JAIHO × Stranger Presents ヨルゴス・ランティモス特集」
【開催期間】2024年11月29日(金)〜12月19日(木)
【特設サイト】https://stranger.jp/movie/5226/
【鑑賞料金】料金:一律¥1,500(各種割引適用不可)
『キネッタ』
KINETTA/2005年/ギリシャ/96分
監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:エヴァンジェリア・ランドウ、アリス・セルベタリス
ギリシャ南部の海辺の町キネタ。オフ・シーズンのホテルは閑散としている。そのホテルで働く女、カメラマンの男、事故を起こした高級車に執着する男の3人は、町で起きた連続殺人事件を再現しながらカメラに収めていた。エスカレートする彼らの行動は狂気を帯びていき…。
ランティモスがリゾート地キネタを舞台に描く大胆で野心的な単独長編監督デビュー作。トロント国際映画祭やベルリン国際映画祭など数々の国際映画祭で上映され高い評価を獲得した。
『アッテンバーグ』
ATTENBERG /2010年/ギリシャ/96分
監督:アティナ・ラヒル・ツァンガリ
出演:アリアン・ラベド、ヨルゴス・ランティモス、エヴァンジェリア・ランドウ、ヴァンゲリス・モーリキス、アレクサンドロス・二アゴス
海岸沿いの工場町で建築家の父と暮らしている23歳のマリーナは、人間嫌いでデヴィッド・アッテンボローの動物ドキュメンタリーばかり見ていた。男性経験のない彼女は、親友ベラとキスの練習やセックスに関する相談を重ねていたが、ある日、若いエンジニア相手に実践を試みることに。一方、マリーナの父は病に侵されていて、余命が少ないことを感じていた…。
ランティモスが製作・出演した”ギリシャの奇妙な波”と呼ばれるムーブメントを代表する1本。
『アルプス』
ALPS/2011年/ギリシャ、フランス、カナダ、アメリカ/93分
監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:アンゲリキ・パプーリァ、アリアン・ラベド、アリス・セルベタリス、ジョニー・ヴェクリス、スタブロス・シラキス
故人を演じる謎の集団“アルプス”。彼らは救急救命士、看護師、新体操選手とそのコーチで結成され、愛する人を亡くした人々の喪失感を癒すサービスを提供していた。アルプスには秘密厳守や報告義務などの厳しい掟があったが、メンバーの一人である看護師は現実と演技の境がわからなくなり報告会に参加しなくなる。
噛み合わない台詞、常識を超えた設定と予測不可能な展開…。異形と不条理、シニカルな笑いに満ちたランティモス節全開の日本未公開作。
さらに、JAIHO提供 珠玉の音楽ムービー3作品を上映!
12月6日(金)〜12月12日(木)
『ハービー・ハンコック:ポシビリティーズ』
Herbie Hancock: Possibilities
2006年/アメリカ/90分
監督:Doug Biro、Jon Fine
全ての音楽ファン必見!!
奇跡の音楽ドキュメンタリー映画!
ジャズ界のスーパー・スター、ハービー・ハンコックが2005年のアルバム「Possibilities」で競演した豪華アーティスト達との貴重なレコーディング風景を記録した、最高に刺激的でクリエイティブな音楽ドキュメンタリー!
スティング、クリスティーナ・アギレラ、ジョン・メイヤー、ポール・サイモン、アニー・レノックス、サンタナ、ラウル・ミドン、ブライアン・イーノ、ウェイン・ショーター、テリリン・キャリントン、マーカス・ミラー他、ポップス界のスーパースター達とのスタジオセッションの様子が映し出される。
また、60年代のマイルス・デイヴィス・クインテットの一員としての貴重な演奏映像など未公開映像も収録されたファン垂涎の作品!
12月13日(金)〜
『スムース・トーク』
Smooth Talk
1985年/イギリス・アメリカ/92分
監督:ジョイス・チョプラ/原作:ジョイス・キャロル・オーツ”Where Are You Going, Where Have You Been?”/脚本:トム・コール/撮影:ジェームズ・グレノン
出演:ローラ・ダーン、トリート・ウィリアムズ、リヴォン・ヘルム、メアリー・ケイ・プレイス、エリザベス・ベリッジ
コニー15歳の夏、
すべてが始まって、すべてが終わった
ボブ・ディランに捧げられたジョイス・キャロル・オーツの短編小説”Where Are You Going, Where Have You Been?”を原作に、揺れ動く少女の心の襞を繊細かつ残酷に映し出したジョイス・チョプラ監督による鮮烈な長編デビュー作。日本初公開!
自由奔放な15歳の少女コニーは家族から厄介者扱いされている。高校2年生を目前にした夏休み、両親に嘘をついては友人と一緒にショッピングモールや地元の溜まり場に行き、異性の注目を浴びることを無邪気に楽しんでいた。ある日、家族が出かけて家に一人残ったコニーの前に、見るからに危険そうな年上の男、アーノルド・フレンドが現れるのだが…。
子供と大人の境目で厳しい現実に挟まれた少女の物語が、瑞々しく繊細なタッチで痛みと共に描き出される。
コニーの父親を演じるのはザ・バンドのメンバーとしても知られているリヴォン・ヘルム。ジェームス・テイラーの楽曲も印象的に使用されている。
原作”Where Are You Going, Where Have You Been?”はボブ・ディランの楽曲”It’s All Over Now Baby Blue”に触発されたと作者のジョイス・キャロル・オーツは語っている。
12月20日(金)〜
『LONDON CALLING ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー』
Joe Strummer: The Future Is Unwritten
2006年/125分/アイルランド・イギリス合作
監督:ジュリアン・テンプル
出演:ジョー・ストラマー、ジョニー・デップ、ボノ、マーティン・スコセッシ、アンソニー・キーディス、ジム・ジャームッシュ、ミック・ジョーンズ、フリー、トッパー・ヒードン、ジョン・キューザック、マット・ディロン、スティーヴ・ブシェミ
ジョー・ストラマーがこの世を去って22年
彼の命日12月22日にあわせ特別上映
伝説のバンド、ザ・クラッシュのフロントマンとして激動の時代を駆け抜けたジョー・ストラマーの人生を綴るドキュメンタリー映画。
1977年に鮮烈なデビューを飾り、現在も多くのアーティストに影響を与え続けているパンク・バンド“ザ・クラッシュ”。その中心的存在で2002年にこの世を去ったジョー・ストラマーの生涯を綴るドキュメンタリー。ジョニー・デップやU2のボノらが思いを語るほか、クラッシュ結成当初のライブなど貴重な映像も満載。監督はセックス・ピストルズやザ・ローリング・ストーンズなどの音楽ドキュメンタリーも手掛け、生前ジョー・ストラマーとも親交のあったジュリアン・テンプル。
【劇場案内】
映画館ストレンジャー
都営新宿線 菊川駅 A4出口 徒歩1分
半蔵門線 都営大江戸線 清澄白河駅 徒歩13分
住所:墨田区菊川3-7-1 菊川会館ビル1F
電話:080-5295-0597
https://stranger.jp/